文山チワン族苗族自治州に「天国と地獄」を見た by 雲南.jp管理人
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2004年11月、雲南のマイナーで良き観光地を探すべく、あまり観光客の行かない、雲南の南東部を旅してみました。文山チワン族苗族自治州でこれはすごいと思えた場所を紹介いたします。どちらも昆明人にはにわかに有名になりつつある場所ですが、外人は数人しか来たことがないという未踏の地。昆明からも、ベトナム国境の「河口」からも多くのバスが文山まで出ております。観光化される前に素朴なその場所を訪れてみませんか? 《天国》「桃花源」バ(土へんに貝)美村 バ美村はそのすごさを簡単に言うと「村へのアクセスに道路はなく、船のみ。山を貫通する川を船で奥へ奥へと進むと出口にその村がある。」といった環境でしょう。洞窟の入口から出口までその長さは約1KM、なかは時々漆黒の闇となるものの、時々天然の灯が洞窟の上からさします。手漕ぎの小さな船を操る船頭さんは時々気を利かせ笛で音楽を奏で、無音の洞窟の中に神秘的な音がこだまします。一口に言うとディズニーランドのアトラクションそのものですが、これは天然でかつ生活がそこにまだ息づいています。
出口では水車が周っており、そこはまるで日本の昔の田舎の農村風景のよう。バ美村はチワン族の村で、今も多くの人々や犬、豚、牛、鶏などが昔と変わらぬ生活をしています。桃源郷よろしく桃の木が本当に多く植えてあり、2月3月に桃の花が沢山開花するとか。そのときに訪れたいものです。
ここの民宿こと「農家楽」で一泊、現地の人々の精一杯のおもてなしをうけました。まだ電気も電話も通ってないので、日暮れに天然のガスで灯をともし、就寝。
《地獄》「中国一奇怪な村」峰岩洞 バ美村が天国なら峰岩洞は地獄。峰岩洞は中国で唯一、世界でも珍しい洞窟の中にある村でした。「でした」というのは、数年前、政府が洞窟から立ち退き、外の世界で住むように対処したため現在人の暮らしはそこにはほとんどありません。とはいえそこには当時の家がそのまま残っており、ゴーストタウンと化し、また天井には飛び交うコウモリ、地面から生える鍾乳洞と、住んでいる当人達には申し訳ないのですが、なんとも不気味な場所です。現在も村人が豚をそこで育てているため匂いもきつく、よく暗いこんなところで生活していたなぁと感心してしまいます。洞窟はかなり大きく、また深いですが、安全のため、とことん深くはいきませんでした。まだ観光化されていないため、宿などなく日帰りで元来た道を戻りました。また同様の理由で交通も極めて不便、かつ極めて悪路と来てますが、興味ある旅行者は自己責任で行ってみてください。
ちなみに両村のベースとなる文山州の町々では、他の観光地とは比べ物にならないほど、少数民族の衣服をまとった生活感ある少数民族の人々に出会うことができます。また、中国の都市部でなくなった「10年前の雰囲気の中国」を味わうこともまだできます。ただ観光客は少ないので、英語はおろか、若い人以外は中国語も使えないといったありさまですので、行く際には雲南語の話せるガイドをつけることをお勧めいたします。
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